
こんにちは!
恵比寿からだとこころの朝日です😊
秋になると喘息の発作が出やすかったり、息が苦しくなったり、咳が出るなどの呼吸器の不調を感じる方が多くなります。
そんな”呼吸器の不調”には、鍼灸治療やアロマオイルマッサージとの相性が良いとされております。
鍼灸治療により気の流れや免疫機能の改善するのに加えて、アロマオイルマッサージによるリラクゼーションと香りの効果で、呼吸器の健康を全体的にサポートすることができます。
鍼灸治療とアロマオイルマッサージは、相補的な役割を果たしており、2つを組み合わせることで、より包括的に呼吸器の不調にアプローチできるのです。
それでは、呼吸器の不調に鍼灸とアロマオイルマッサージの組み合わせは、どのような良い効果をもたらしてくれるのか、詳しくご説明していきます!
目次
秋に呼吸器の不調が出やすくなるのはなぜ?
呼吸器の不調と”鍼灸治療”と”アロマオイルマッサージ”の効果
(1)鍼灸治療の効果
(2)アロマオイルマッサージの効果
呼吸器の不調にオススメのセルフケア
(1)オススメのツボ
(2)オススメの精油
施術を避けた方が良い場合とは?
まとめ
秋に呼吸器の不調が出やすくなるのはなぜ?
まず、なぜ秋に呼吸器の不調が出やすいのかご存知でしょうか?
それは、以下のような原因があげられます。
1. 気温や湿度の変化
秋は1日の中でも寒暖差が大きく、朝晩の気温が急に下がります。また空気も乾燥し始めます。そのため、呼吸器の粘膜が乾燥し、バリア機能が低下するのです。
空気が乾燥すると、喉や気管支を刺激しやすくなるため、咳や痰の症状が出やすいのです。
2. アレルゲンの増加
秋は、ブタクサやヨモギなどの花粉により、くしゃみや鼻水、咳が出やすくなります。
また、気温や湿度が一定に保たれるので、カビやダニなども秋の屋内で増殖しやすくなります。カビやダニがアレルゲンとなり、喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こすことがあります。
3.大気汚染の影響
秋は気温の変化や風の流れにより、大気中の汚染物質が滞留しやすい時期でもあります。これにより、PM2.5や排気ガスなどの刺激物が、呼吸器に影響し、呼吸困難や咳が出ることがあります。
呼吸器の不調と”鍼灸治療”と”アロマオイルマッサージ”の効果
(1)鍼灸治療の効果
鍼灸治療では、気(エネルギー)の流れを良くすることにより、身体のバランスを整える方法です。
呼吸器に関連する不調、例えば喘息、気管支炎、アレルギー性鼻炎、風邪などに対して、鍼灸治療は効果が期待できることがあります。
気の流れを調整する
東洋医学では、『肺』の働きが低下することによって呼吸器系の不調が現れると考えられています。鍼灸治療により、気の流れを整え、肺の機能を上げることで呼吸が楽になったり、咳や喘息、鼻詰まり、アレルギー症状の改善に期待できます。
免疫力の向上
鍼灸は、免疫力を高める働きがあります。免疫力が低下すると呼吸器系の不調が出やすくなるため、鍼灸治療をすることで免疫力が強化され、風邪や気管支炎など呼吸器の感染症に対する抵抗力を高めます。
炎症を抑える作用
鍼灸は、体内の炎症反応を抑える効果があると考えられており、炎症を伴う呼吸器疾患(気管支炎やアレルギー性鼻炎など)の症状を軽減させることができます。
リラックス効果と自律神経の調整
鍼灸は、副交感神経を優位にしてリラックス効果をもたらします。これにより、ストレスによって引き起こされる喘息や咳などの症状が和らぐことがあります。また、自律神経が整うことで、深く呼吸ができるようになります。
(2)アロマオイルマッサージの効果
植物由来の精油に含まれる、それぞれの特有の香りや化学成分によって、呼吸器系をサポートする効果があります。香りを嗅ぐことで、リラックス効果や免疫力を上げる効果が期待できます。
また、オイルマッサージでは特に呼吸する筋肉と関わりが深い『背中』や『胸部』『首周り』をほぐすことで、血流も促進され、深い呼吸をすることができます。
呼吸を楽にする効果
ユーカリ、ティーツリー、ペパーミントなど精油には、気道を広げて呼吸を楽にする効果がある精油があります。香りを吸うことで、鼻や喉、気管支の通りがよくなり、呼吸が楽になることがあります。特に、アロマオイルマッサージを受けながら、深呼吸をすると、呼吸器へのリラックス効果も高まります。
抗菌・抗ウイルス作用
抗菌・抗ウイルス作用のある精油があります。これにより、風邪や気管支炎、インフルエンザなどの呼吸器感染症を予防・軽減する効果も期待することができます。
リラックスとストレス軽減
ストレスや緊張が呼吸器の不調を引き起こしている場合もあります。アロマオイルマッサージをすることで、ストレスが軽減し、副交感神経が優位になり、深い呼吸がしやすく、呼吸器への負担が楽になります。さらに、喘息や咳の頻度が減ることもあります。
炎症を抑える効果
抗炎症作用を持つ精油は、気道や肺の炎症を鎮める効果が期待できます。
呼吸器の不調にオススメのセルフケア
(1)オススメのツボ
中府(ちゅうふ)
【期待できる効果】
咳や喘息、胸の痛み
【場所】
鎖骨の外端下のくぼみから指1本分下の所
【押し方】
人差し指と中指で痛気持ち良い程度にクルクルと揉みましょう(10秒×3セット)

孔最(こうさい)
【期待できる効果】
全身の調整に使われる万能なツボ。免疫力を高める
【場所】
肘のシワの外側から指4本分下。コリコリした所
【押し方】
親指で痛気持ち良い程度に押しましょう。
3秒程押したらゆっくり離す、これを3~5セットおこないます。
列欠(れっけつ)
【期待できる効果】
風邪や咳
【場所】
手首の親指の付け根のくぼみから指2本分下の所
【押し方】
親指で痛みを感じない程度にゆっくり押しましょう。
3秒程押したらゆっくり離す、これを3~5セットおこないます。
(2)オススメの精油
ユーカリ
気道を広げ、咳や鼻詰まりを和らげる作用があります。また、抗ウイルス・抗菌効果もあり、風邪やインフルエンザの予防にも効果的です。
ティーツリー
抗菌・抗ウイルス作用が強く、呼吸器感染症の予防や治療に使われています。鼻詰まりや喉の痛みを緩和するのにオススメです。
ラベンダー
リラックス効果が高いと言われており、喘息やストレスによる呼吸困難を和らげる効果があります。また、抗炎症作用もあり、呼吸器の炎症を鎮めることができます。
ペパーミント
メントールの成分が呼吸を楽にし、鼻詰まりや咳を和らげる効果があります。気道の通りをよくし、呼吸を楽にしてくれます。
ローズマリー
呼吸器の通気を改善し、咳や喘息の症状を軽減すると言われています。集中力を高める効果もあり、疲労感の改善にもオススメです!
施術を避けた方が良い時とは?
マッサージを受けると咳が出る場合がありますが、それが一時的で軽いものであれば、様子を見ながら受けましょう。
身体の循環が良くなり、老廃物が排出される際に一時的に咳が出ると考えられています。これは健康的な反応であり、問題ないことが多いです。
さらに、マッサージ中に呼吸が浅くなってしまうと、咳が出やすくなることがあります。
マッサージ中は深くゆっくりとした呼吸を意識すると、咳を抑えることができます。
万が一、咳が頻繁に出たり、強く出たりする場合は、症状が落ち着くまでは施術を控えた方が良い場合もあります。
特に、喘息や慢性的な呼吸器疾患などの持病がある場合はマッサージが症状を悪化させるリスクがあります。
持病をお持ちの方は、医師に相談の上、マッサージを受けるべきか判断することが大切です。
まとめ
鍼灸治療とアロマオイルマッサージは、それぞれ異なる方法で呼吸器の不調にアプローチしており、どちらの療法も呼吸器の不調(喘息、アレルギー性鼻炎、気管支炎、風邪など)の緩和や予防に効果的で、互いに補完し合う治療法と言えます。
呼吸器系の症状でお悩みの方は、ぜひ鍼灸治療とオイルマッサージの施術を受けて、この辛い時期を楽に過ごせませんか?
このブログを書いた人

朝日 美佐子(あさひ みさこ)
・はり師・きゅう師
・勝山式小顔/整顔/美容矯正セラピスト
・NMTオイル(筋膜矯正)セラピスト
・クラニオパシーフットケアセラピスト
■略歴
2013年 帝京平成大学 ヒューマンケア学部 鍼灸学科卒業、
はり師・きゅう師国家資格取得。
同年、東京都港区(株)キノワが経営する表参道治療室
Qinowa(キノワ)に勤務。
2022年4月「恵比寿からだとこころ」平日(火・水・金)のみ
勤務。
2023年3月(株)キノワが経営する表参道治療室Qinowa(キノワ)退職。
2023年4月「恵比寿からだとこころ」勤務。
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