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春を快適に過ごすために〜春の養生〜

  • 朝日美佐子
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:1 日前




こんにちは!

恵比寿からだとこころの朝日です😊


今年は4月になっても冬のような寒い日もありましたが、やっとこの時期らしい気温になりましたね。

寒さが和らぎ、草木が芽吹くこの季節は、私たちの身体や心も、自然の流れに合わせて大きく変化しようとしています。


東洋医学では、春は『肝(かん)』の季節とされ、身体と心にとって、とても大切な切り替えの時期と考えられています。

自然の一部である私たち人間も、季節の影響を受けながら日々を生きているからです!


今回は、そんな春を健やかに、そして気持ちよく過ごすための『春の養生法』をご紹介いたします。

季節の流れに合わせて自分を整えていくことで、身体も心も楽になってくるかと思います!


  1. 肝の主な働き

  2. 春の養生

  3. 春にオススメのツボ

  4. 春にオススメのアロマ

  5. まとめ




肝の主な働き

東洋医学では、季節ごとに対応する五臓(肝・心・脾・肺・腎)があるとされています。

そして春に対応するのは『肝(かん)』です。


肝の主な働きは、

  • 気(エネルギー)を巡らせる

  • 血を貯めて、全身に送る

  • 感情の”怒り”をコントロールする


春になると、この『肝』の働きが活発になりやすいのですが、肝のバランスが崩れると不調や情緒の乱れが出やすくなります。


例えば、

  • イライラしやすくなる

  • なんとなく落ち着かない

  • 目が疲れる・かすむ

  • 頭痛や肩こりが増える

  • 生理の周期が乱れる

など…


こういった春特有の不調は、肝の働きをケアしてあげることで、楽になることが多いのです。




春の養生

1.軽い運動やストレッチをする

春は自然界の『気』が上に向かってのびるようなエネルギーを持っています。私たちも"のびのび"と過ごすことが大切です!

激しい運動をしなくても、例えば早朝の散歩で朝日を浴びる、軽くストレッチをして身体を伸ばすなど、"気持ち良いな"と感じながらやってみてください。


気の流れがスムーズになれば、肝の働きも整い、心のバランスも保ちやすくなります。



2.深呼吸をする

不安な時や、緊張状態の時は、無意識に呼吸が浅くなっている事が多いです💦


お仕事の合間や、気付いた時に、深呼吸をして酸素を全身に送り届けてみてください。


まず始めに、身体の中の息を吐き切ってください。

吐き切ったら、その分息が入りやすくなるので、鼻からゆっくりと息を吸い込ます。


これを2〜3回繰り返します。


息を吐く時に、身体の中の毒を一緒に出すイメージで深呼吸すると、より効果的です✨


3.早寝早起きでリズムを整える

春は、眠っていた冬から、活動的に変わる季節です。

東洋医学の『養生訓』では、『春は早寝早起きをして、庭をゆったりと歩くと良い』とされています。これは春の陽の気に合わせて、朝の光をしっかり浴び、体内時計を整えることが心身に良いという意味です!


夜更かしや昼夜逆転は、肝の負担になりやすいので注意しましょう。



4.苦味を味方に、酸味は控えめに

食養生も大切なポイントです!

春は『肝を助ける』苦味を取り入れましょう。


  • 菜の花

  • よもぎ

  • ふき

  • たけのこ

など…


春に出回る山菜には、デトックス効果や気の流れを整える力があるといわれています!


逆に、酸っぱいもの(お酢・柑橘類など)は肝の気を引き締める働きがあります、

気分が憂うつな時や、スッキリしない時は、「梅干し」「カボス」「酢」「レモン」などをとるのがオススメです♬


もし、胃腸の調子が良くない時は、酸味は避けて、いも類、米、豆などの甘味をとってみてくださいね。




春にオススメのツボ

親指でご自身が気持ち良いと感じる程度でツボ押ししてみたり、お灸をしてみてください。

お風呂上がりなどに軽く指圧するだけでも、じんわりとリラックスできるのでオススメです♪



・太衝(たいしょう)

場所:足の甲、親指と人差し指の骨の交わるところ。


太衝(タイショウ)
太衝(タイショウ)

肝の気の流れを整えて、イライラ・不眠・月経不順などに。


• 肝兪(かんゆ)

場所:背中、肩甲骨の下のラインを結んだ線の約3cm下の所。



肝兪(かんゆ)
肝兪(かんゆ)

肝の機能を強め、疲れやすさや目の不調にも効果的。


• 内関(ないかん)

場所:手首の内側から指3本分下のところ。



内関(ナイカン)
内関(ナイカン)

自律神経の調整、動悸や不安感、胃の不調にもよく使われます。




春のオススメのアロマ

・ローズマリー

気分をシャキッとさせ、気の巡りを助けます。

・グレープフルーツ

春の重だるさを吹き飛ばし、心を前向きにしてくれる作用があります。

・ゼラニウム

感情のバランスを整え、ホルモンにも穏やかに働きかけます。




まとめ

春は身体と心も『変化』の季節。

春の養生をしながら、この時期を元気に過ごしていきたいですね! 


「最近ちょっと疲れやすいな」

「イライラしやすくなってるかも」


など、もし春に特有の不調を感じていたら、ぜひ一度鍼灸治療とアロマオイルマッサージの施術も受けてみてください。

皆さまが軽やかに、心地よく過ごせるようにお手伝いさせていただきます。




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